ごろごろ

ゆるい雑記。

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子猫を保護した時の話

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冬に差し掛かる11月

岩手県はけっこう寒いです。

 

実家から帰ろうとして車を運転していたら

実家のすぐそばにヨタヨタと歩く子猫がいました。

 

車が近づいても逃げようともせず

子猫はそのままヨタヨタ歩く。

 

これおかしいな…

 

と思って車を降りて近づいても

子猫は逃げもせずヨタヨタ歩く。

 

 

「これほっといたら死ぬな…」

 

 

と思って持ち上げても抵抗も何もしません。

 

寒かったのかむしろうずくまってきました。

 

人間に怯えもしない。

もしかして捨てられたのかな…とも思いました。

 

 

子猫を連れて実家に戻った時の写真がこちら

 

 

目やにで片目が閉じたまま

もう片方の目も良くない感じです。

 

これじゃあきちんと見えないでしょう。

ヨタヨタ歩きなのもしょうがないです。

 

 

この子は私の頭のに平気で登ってきました。

 

 

ひとまずエサと水をあげましたが、ウニャ!ムニャ!っと鳴きながら食べていたことを覚えています。

 

たぶん相当お腹が減っていたのでしょう。

 

目もきちんと見えない。

狩りできるような成長具合でもない。

 

当然ですよね…

 

 

実家には先住猫が居るため、別室で過ごしてもらうことにしました。

 

幸い余っていたケージがあるのでそれを利用して。

 

 

こちらが実家の先住猫

 

 

彼奴も私の頭の上が大好きです。

けっこう重いんですけどね…

 

 

母のエプロンのポケットで落ち着いて寝ちゃう子猫

 

 

その子猫はよく鳴く子。

存在が先住猫にバレていたので開き直っています。

 

けっこう甘ったれでわがままな先住猫。

子猫を受け入れてくれるか心配でした。

 

ところが…

 

 

目玉を黒くして心配して後をついて心配します。

 

そうそう。

病院に連れて行った後なので子猫の目もキレイになっています。

 

 

 

子猫と遊びたがる先住猫

 

 

部屋が汚いのは気にしないでください。

 

先住猫の面倒見が良く

家族全員が驚いていました。

 

 

エサを食べる子猫を見守る先住猫

 



 

こんなによく出来た猫だったかなぁ…

とずっと不思議に見ていました。

 

母性本能があるのかな?オスだけど。

 

先住猫が子猫のことを気に入っていることはよく分かりました。

 

 

目がキレイになりとても美猫になりました。

 

 

この頃には先住猫だけでなく家族もみんな情が湧いてしまっていました。

 

みんなのアイドル状態。

 

 

先住猫に子猫用のエサを取られ呆気に取られている様子

 

 

子猫用のエサが美味しいのか、いつも先住猫が奪いに来るようになっていました。

 

さすがにかわいそうだけどなんか可笑しいです。

 

 

子猫用のケージまで奪う先住猫

 

 

もう仲良しですね。

なぜケージに先住猫が入ったのか不思議です。

ニオイでも付けたかったのですかね?

 

 

そんな仲睦まじくなった先住猫と保護猫。

実家では経済的に2匹の面倒は見られないので泣く泣く里親に出すことになりました。

 

この子がお世話になった動物病院で里親募集のチラシを貼ってくれたので、待つこと3日。連絡が来てしまいました。

 

そりゃあこんなに可愛い子猫ならすぐ見つかるとは思いましたが…

こんなに早いと切ない気持ちもありました。

 

里親に名乗りを上げたその方は1年前に飼っていた猫が亡くなってしまったそうです。その猫も保護猫だったようで。

 

また猫がほしいけど店で買うのはイヤなようで、保護猫なら飼いたいということで名乗りを上げてくれました。

 

保護猫にこだわるあたり、良い方だろうし本当に可哀想な猫の幸せを考えてくれる方だろうと感じましたのでその方に里親になってもらうことにしました。

 

 

 

その後、引き渡してからしばらくの間先住猫が子猫を探して聞いたこともないような変な鳴き声で探し回っている姿を見た時はさすがに涙が出ました。

 

普段ほとんど声を出さない猫なんですけどね。

 

よっぽど可愛がってくれていたということでしょう。