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ゆるい雑記。

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「隠れ再配達」という呼び名を初めて知った配達員の本音

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仕事にもだいぶ慣れて、そこそこの休憩時間も取れるようになってきました。

 

ちょっと前までブログ更新する時間もないほどで。

 

「今日は休憩時間が長く取れるな」

という時にスマホでブログ記事の下書きをしていました。

 

最近小まめにブログ更新できていた理由がそれです。

 

そんな要因になったことですが、配達時の色々が自分の中で確立してきたこともありますし、再配達に関することもありますし。

 

この記事はそのことに関することと関連して先日隠れ再配達なる記事が上がっていたのでそのことについて書きたいと思います。

 

 

 

 

隠れ再配達?

私が休憩時間をけっこう長めに取れるようになった理由のひとつでもありますが…

 

先日「隠れ再配達」なる記事がぶち上がっていましたね。

 

業務を委託する物流会社にもよるが、個人事業主の軽貨物ドライバーは荷物1個あたり130円から200円で請け負っている。

 

報酬は 「配達完了」 が条件なので、荷物の未着は1円もない。会社としては1日でも多く荷物を届けてその日の売り上げを伸ばしたいので、再配達の連絡がなくても、受取人の在宅が確認できれば荷物を届けることもある。

 

また、受取人が不在でもタイトな時間帯での再配達を避けるため、あえて不在票を残さず、受取人の帰宅時間に合わせて配達するドライバーもいる。

 

出典: 

宅配業界の闇「隠れ再配達」をご存じか? “届けてなんぼ”のビジネスモデルが生んだ業界の歪み、国交省データと乖離する現実とは(Merkmal) - Yahoo!ニュース

 

私も先輩に教えてもらい、この「隠れ再配達」やるようになりました。

まあ、隠れ再配達なんて言葉は始めて知りましたが。

 

隠れ再配達、そしてなんとなく「この家はこの時間不在」というのが分かり始めてきました。

 

録画式インターホンの家では隠れ再配達はせず、不在っぽければスルーします。

(不在票が入っていないとクレームをつける人もいるようなので)

 

旧式のインターホンの家で在宅していればラッキーという思いで、不在っぽければほぼやりますね。

 

その効果もあって時間に余裕が出来ました。

結果、休憩時間が長く取れるのでブログを更新することが出来てきています。

 

自分の担当エリアは1日5周回る

 

18-20時が始まる前の17時からの1時間で日中不在だった家を回ります。

そこで不在ならようやく不在票を入れます。

 

記事にも書いてありますが配達完了してナンボなんですね。

 

ただそれだけのために早く周りたいんじゃなくて、人並みの休憩時間が欲しいんです。

 

記事を書いた人はそれ分かってない。

 

まるで金、金、金の拝金主義者みたいなこと書きやがって。

 

配達個数を増やすため。

休憩時間を確保したいため。

 

少しの時間を削減するためにドライバーはダッシュで走り回っているんですよ。

 

そんな小さな時間短縮の積み重ねを台無しにしてくれる行為が、呼び出してからいつまでも待たせること繰り返しの不在をかますこと。

 

ここらへんも理解してもらいたい。

無理だろうけど。

 

不在票を普通に入れることによる弊害

 

19-21時の再配達がアホみたいに入ってくる。

 

第一に運転中にいちいち電話がかかってくるので、それが煩わしいです。

なんでネットで処理してくれないんだろう…

 

(配達員の機転や臨機応変な動きに期待するなら電話のほうが良いのは内緒)

 

その電話も「再配達受付は◯時まで」と大きく書いているのに、定刻を過ぎてもしつこく電話をしてくる人もいる。

 

バカかよ。

文字くらい読めよ。

 

第二に19時以降の配達は配達員にとって一番イヤな時間帯。

 

間違いない。

ドライバー全員そう思っているはずです。

 

19時以降の配達が0であればその時点で帰宅できます。

19時以降の配達が増えれば増えるだけ帰宅時間が遅くなるのが確定します。

 

要するに、私たちの帰宅時間はお客さんが不在で、その後入ってくる再配達依頼に左右されるわけです。

 

朝7時から稼働し、ひどい時は13時間トイレ以外の休憩無しで働き続けています。

1日中走り回っているので足が回らなくなってきている時間でもあります。

 

そこに次々と19-21時が入ってきて刻々と帰る時間が遅くなるのが確定していきます。

 

精神衛生上もとても良くないですのでイライラもします。

 

お客さんにはそんな態度は見せないようにしますが、おそらく接客時に目が笑っていないかもしれません。

 

主導権

不在票を入れデータを飛ばした段階で、配達時間を決める主導権はお客さんに移ることになります(ほぼ18時以降)。

 

不在票を入れなければ、何周かしている間にお客さん宅に車が停まり、電気がついているなどお客さんの在宅確認が取れ次第都合の良い時に荷物を落とせます。

 

配達時間の主導権を渡してしまうとものすごい狭い2時間の範囲の時間帯での再配達ばかりになります。

 

一方、すぐに不在票をいれず主導権を渡さなければこちらのペースで配達できる。

 

だから隠れ再配達をするんです。

 

15時以降くらいかな?

共働き夫婦のどちらかが帰宅していたり、子どもが学校から帰ってきたりするので午前中に明らかに不在だった所に荷物が落とせるので配完率も少し上がり始めます。

 

そのような時間があるので午前中に不在だからと不在票を入れないようにしているんです。

 

休憩時間

明確な休憩時間というのは決まっていません。

 

素直に不在だからと不在票を入れまくって再配達ばかりしていると、余計な時間がかかる再配達のために自分の休憩時間が削られていきます。

 

私は時間帯指定の配達がなくなり、一区切りついたら休憩を取るようにしています。

 

慣れて居ない頃は休憩時間はトイレだけという過酷なものでしたが、最近は1~2時間、多い時でそれ以上休んでいる気がします。

 

仕事がヘタだったり忙しすぎたりすると休憩が取れず、そうでなければ自由。

 

これは個人事業主の醍醐味ですよね。

 

休憩時間にスマホ片手にブログの下書きをせっせとしています。

そういう時間の使い方もできるからけっこう良いものですね。

 

再配達率について

公になっている再配達率は10%程度と言われているけど、この隠れ再配達をいれると体感ですが、×1.5くらいじゃないでしょうか。

 

私は1日150個くらいの配達個数になっているので23個程度が再配達、若しくは翌日繰越ということになっていますね。

 

実際そんな感じです。

 

再配達がなければ計算上、23個余計に配達できるんですよ。

金額にすると4000円弱になります。

 

なかなかの金額じゃないですか?

 

ガソリン代と時間だけかかって、金にもならない、むしろ個人事業主にとってマイナスでしかない再配達というのはこういうことです。

 

 

 

あとがき

なんか隠れ再配達が悪のような記事にイラだったので書いてみました。

 

そのうち再配達有料化はくると思います。

再配達にならない努力も受け手側は必要じゃないでしょうか。

 

コロナ禍の時からよくECサイト需要による宅配ドライバーの負担が話題に取り上げられていました。

 

その頃からになりますが、少なくとも私は受け手側の時は相当配慮していましたし、受け取りが無理そうな時はコンビニ受け取りなどに切り替えていました。

 

日本のサービスは当たり前と勘違いしている「お客様は神様体質」もいい加減なくならねぇかなと常々思います。