軽貨物宅配の仕事もだいぶ慣れ、1日の配達完了個数も多い時で180個ほど配完を上げることができるようになりました。
今日の記事は…
- 軽貨物宅配の仕事に興味があるけど、具体的な1日の流れがわからない
- 軽貨物宅配業者としての生活は本当に自由なのか、疑問に思っている
- 軽貨物宅配の仕事の収入面や体力面で心配している
こんな悩みを解決できる記事になっています。
この記事では軽貨物宅配業務の一日のスケジュールから、仕事のメリット・デメリットまで、実体験に基づいたことで書いています。
この記事を読み終えることで、軽貨物宅配の仕事に対する理解が深まり、興味がある方は仕事への一歩を踏み出す自信がつきます。
記事の前半では『軽貨物宅配の1日のスケジュール』について解説し、後半では『軽貨物宅配のメリットとデメリット』について詳しく説明しますので、実際にこの業界で働こうと考えている方はぜひ参考にしてください。
1日のスケジュール
軽貨物宅配の1日の動きは大体こんな感じです。
通常時
7:00-8:00 積み込み ルート確認
8:00-11:00 時間帯指定なし
11:00-12:00 AM指定
12:00-13:00 時間帯指定なし
13:00-13:30 2便の積み込み ルート確認
13:30-14:00 休憩
14:00-15:00 時帯帯間定なし
15:00-15:30 14-16時指定(早いと10分程度で終了かゼロ)
15:30-16:00 休憩
16:00-16:30 16-18時指定(早いと10分程度で終了かゼロ)
16:30-18:00 休憩
18:00-18:30 18-20時指定
18:30-19:00 休憩
19:00-19:30 19-21時指定
19:30 精算後帰宅
忙しい時
7:00-8:15 積み込み ルート確認
8:15-11:00 時間帯指定なし
11:00-12:00 AM指定
12:00-13:00 時間帯指定なし
13:00-14:00 2便の積み込み ルート確認
14:00-16:00 指定なしと14-16時指定
16:00-18:00 指定なしと16-18時指定
(荷物が積みきれなかった場合はここでセンターに残りを積み込みに戻る)
18:00-20:30 18-20時指定と19-21時指定
20:30 精算後帰宅
休憩
通常時
午後に合計3時間程度は休んでいます。
朝7時から13時過ぎまではトイレ休憩以外は基本的に休めません。
割合で言うと当然ですが時間帯指定なしが一番数が多いので、お昼すぎまでにどれだけ荷物を捌けるかで午後の余裕度が変わります。
忙しい時
休憩はトイレ休憩だけになります。
トイレついでにコンビニでパンなどを買って、運転しながら菓子パンでも頬張りながら食事を済ませます。
忙しい時は休まる時がありません。
暇な時
休憩三昧です。
しかし配ってナンボの世界。
お金になりません。
時間帯指定は優先なのに後回し?
午前指定が20個、指定なしが60個の荷物がある前提で書きますね。
まずは自分なりの効率重視のルートで回ります。
指定なしのものを捌きながら、通り道ついでに午前指定の物を捌きつつ周ります。
周っているうちに11時前には午前指定の物が残り10個未満までになっていたりします。
10個として計算すると…
荷物配達1個あたり 3分 × 10個 = 30分
(実質1個あたり2分程度となりますが、安全を見て3分計算です)
「残り10個なら11時30分前から全力で午前指定やれば余裕で間に合う」
と考えられますので、そこから午前指定のみを全力で配っていきます。
午前指定がいつもお昼前に来るという、心当たりがある人いませんか?
たぶんこれが理由です。
軽貨物宅配のデメリット
仕事量で売上が変わる
当然の話ですが、会社員と違う一番の点は仕事量で自身の売上(収入)が変わってしまいます。
日によって荷物が多い日と少ない日は当然あります。
集計時にその日の売上が分かります。
今まで見ているとやはり暇な時は利益がものすごい少ないですね。
拘束時間が長い割に売上がひどい時はこの世の終わりとも思える時はたまにあります。
逆に忙しい時はニヤっとしてしまうレベルです。
体力的な問題
これはよく言われるのですが。
私自身「え?そう?」と思う部分があります。
私は小中高一貫して部活は文化系の部活をしていました。
社会人になってからもあまり動くことのない工場での仕事がほとんど。
日頃の適度な運動なんてする気もない、堕落していた人間。
当然筋肉なんかもあるわけない。
体力に関しての自信はゼロでした。
しかし1週間もふんばってやってみると体が自然と慣れてきました。
(1週間はマジで地獄です)
飲料の箱買いをする人も多いため多少の重さのある物もあります。
集合住宅の階段の昇り降りは当たり前。
車からお客さん宅へは走ります。
戻る際も走ります。
はっきり言って体を使う仕事でありますが、私のような体作りが全然できていなかった人間でも慣れていけます。
要は根性次第だと感じます。
ただ、軽貨物宅配を始めるにあたって私が思うこと。
- 真夏に始めてはいけない
- 真冬に始めてはいけない
- 繁忙期に始めてはいけない
これは仕事に慣れる時間もなく数も配れず、体を慣らす時間もなく、過酷な時期に始めると心も折れるし体力も続かないと明らかに分かるからです。
自己責任
個人事業主であればどの仕事でも言えますがすべては自己責任です。
事故を起こそうが修理費も自分持ち。
車の維持費も自分持ち。
個人事業主とはどういうものか、しっかり知識を入れておけば当たり前の話なので驚きはしないと思います。
会社員と違い守ってくれる盾は自分で持つしかありません。
覚悟がなければ個人事業主になるべきではないでしょう。
業務終了時間はいくらがんばろうと19時までは絶対
19時前の配達をいくらがんばったからと言っても、その日が仕事量が少ない日でも17時には帰れないですよ(笑)
19-21時の配達があるため、それが全て配達完了した時点で業務終了。
その時間帯の荷物がゼロであれば18-20時の時間帯が終了した時点で業務終了。
19-21時の荷物量は午前便や午後便の積み込みをした段階でも確定しません。
不在だった人らがこの時間帯に再配達をバンバン入れてくるから。
要は不在だった人らの気まぐれで私達の帰宅時間は左右されます。
ですので、18時以降から余裕の取れる人は
「とりあえず19時」をやめてあげてください。
私の担当エリアの19-21時の状況は…
良い時で10個程度 (20~30分程度で完了できる)
悪い時で30~40個程度 (60分~90分以上かかる)
一番ストレスの溜まる時間帯でもあります。
軽貨物宅配のメリット
煩わしい人間関係に悩まされない
私はこれが最大のメリットではないかと思います。
車の中に長時間いるので、余計なしがらみなどもなく気持ち的に楽です。
- 人間関係が煩わしいと思う人
- 人付き合いが苦手な人
これらの人には良いかもしれませんね。
運動不足の解消
軽貨物宅配で個建ての場合は配ってナンボの世界です。
無駄を少しでも省き、とにかく数を配るために自分の足で走ることが多いです。
全然運動していない人の場合、最初はとても苦痛です。
しかし慣れてくると意識せずとも運動することになるので運動不足の解消ができます。
日頃の運動で運動不足が解消されて明らかに変わったのは睡眠の質です。
睡眠の質が向上したことにより、朝スッキリ目が覚めるようになりました。
休憩時間が自由すぎる
通常時、自分のペース次第なところもありますが休憩時間がそこそこあります。
その間は昼寝しようと、ゲームをやろうと、自分の用事を済ませようと自由です。
私はこの時間でブログ記事の下書きをしたりしています。
やる気が無い時は動画見たりして時間を潰しています。
あとがき
軽貨物宅配の日々のスケジュールやその中での休憩時間、さらには業務のデメリットとメリットを詳しく解説しました。
忙しさについて
- 通常時や暇な時は休憩時間が存分に取れる
- 忙しい時は食事すら運転中に済ませるほど休憩が取れない
デメリット
- 仕事量によって収入が変動すること(あたりまえ)
- 体力的な負担が大きいこと
- 自己責任の範囲が広いこと
メリット
- 人間関係に悩まされないこと
- 運動不足の解消
- 休憩時間の自由度
以上の情報を踏まえた上で、もし軽貨物宅配業に挑戦しようと考えているなら、この記事が少しでもあなたの決断にお役に立てればと思います。