以前の勤務先が倒産をして、転職活動をするしかなくなり入社した今の勤務先を退職が決まり在籍期間も残り僅かとなりました。
採用してくれたのはありがたいのですが、確実に足元を見られる転職。
- 倒産していきなりの転職活動で拾ってくれるところもない
- 40代なんてなかなか転職できない
- 採用しても逃げ道がないから退職することもない
そんな意図が透けて見えるような採用のされ方でした。
公開していた給料とも違い、実際は会社の給与テーブルがあるからと経験・資格など一切考慮してもらえず。
結果、新卒と同じステージからのスタートでした。
この時点でやってらんない。
経験20年、仕事に使う複数の資格あり、生産技術経験ありの人間を新卒同様の給料で雇えるから、会社としては安い買い物だったと思います。
そもそも役員全員が生産技術が何なのかも知らないような感じでしたけどね。
この時点で察しておくべきだった。
当然こんな給料ですので、経験、知識の類いは最低限の中の最低限。
その程度しか出していません。出す価値もない。
新卒と違い当然、前年度の給料により所得税や住民税が取られていきます。
住民税を払わなくてはいけない月の手取りは10万円ほどになりました。
そんな手取りでは当然生活できるわけもなく。
生活ベースが固まっているもので削減できるものは7~8万円分ほどの削減しました。
携帯キャリアもauからUQモバイルに変更。
それでも全然マイナスです。
年収で言うと150万円ほどのマイナスです。
さすがに生活が成り立たないのはすぐに予想がつき、事情を上司に話しアルバイトを打診、上司が会社に確認を取ってくれ、会社から返ってきた答えが
「副業、アルバイトは一切禁止」
完全に足元見てるなと確信しました。
(副業でブログ、クラウドソーシングをやっていることは当然内緒)
一切考慮もしてくれず即答で返答してきた会社に対して、さすがにムカついた私が返した答えが
「分かりました。考えます。」
この「考える」というのは退職。
この頃にはすでにいくつかストレスがたまっており
- 給料安くてどうにもならない
- 派閥があって人間関係がとても面倒くさい
- 会社は働き方改革で残業減らそうと取り組んでいる中、年長者組は仕事が薄くても「残業しろ」と強要してきて対応がとても面倒くさい
- 技能レベル、技能知識が一般的なラインに到達していない(現状に満足しているため20年くらい前のやり方をしている)
- 外を知らず閉鎖的
4ヶ月ほど熟考した結果、会社員を辞めて独立する選択をしました。
この選択を持って年明け早々に退職をする旨を会社に話したところ、目をまん丸くしていました。
会社員というレールから外れる選択をするとは思っていなかったのでしょう。
準備もすでに進めているという引き止め回避策も立て、「独立」とした理由で無事に退職となりました。
次は会社員と違ってやることも増え、自分の時間も減り体もきつくなるでしょう。
しかし給料が安く、毎月貯金を切り崩しボーナスで穴埋めをするようなボーナス自転車操業をして、足元を見られる生き方をするより遥かにマシです。
私のターニングポイントは前勤務先の倒産だったと思います。
人生はどこでどう転ぶか、よくわからないですよね。