皆さん、働くなら大企業がいいって思いますよね。
私も安定やお金の面だけ見れば大企業が良いと思いますが、「コミュ障」な上に会社への帰属意識なんて持つことも出来ない、不合理なことを飲み込む度量もない、意味のないルールを聞くと発作を起こすような「社会不適合者」なので大企業は無理です。
ということで私の中では色々振り切っている零細企業がアツイ。
収入も大企業で平社員をしているより零細で能力を発揮したほうがもらえるというロマンすら兼ね備えております!
中規模会社に不満たらたらで勤務している筆者が過去に勤めた零細企業を例に、零細企業の魅力を真面目にふざけてお伝えしたいと思います。
零細企業の特徴
- 従業員数が少ない
- 資本や資源が限られている
- 地域密着型の事業展開
- 経営者と従業員の距離が近い
- ニッチ市場への対応
- 経営の自由度が高い
零細企業は従業員数は少なく数人程度の小規模な組織です。
そのため資金や物的資源が限られており大規模な投資や拡大が難しい場合が多いです。
地場の企業との取引をする零細企業はとても多く、地域のニーズに合わせたサービスや製品を提供しています。また、同地域のメリットで納品期間も早かったりします。
そして私が一番推したいところが経営者と距離が近く従業員の声が通りやすいです。
従業員の間のコミュニケーションが密で柔軟な意思決定が可能です。
近すぎるため、畑作業で芋掘りを手伝わされたりします。(特例)
車庫には種芋が転がっています。(特例)
このように距離が近すぎるため、公私混同されることもあるのは難点です。
公私混同は零細企業あるあるにもよく挙げられますね。
業務内容では一般的な大企業と比べて、ニッチ市場や特殊な企業ニーズに対応しやすく、うまくいくとそのような企業と長い付き合いができるいう特徴があります。
自由度でも大企業に勝ります。
小規模なため新しいアイデアや戦略を素早く実行に移すことができる場合が多いです。
零細企業に向いている人
零細企業で働くにはある程度のスキルや知識が求められます。
零細企業に向いている人の特徴をご紹介します。
- 多様な役割を担える柔軟性
- 自主性と責任感
- 創造性と革新性
- コミュニケーション能力
- 適応性と学習意欲
- リーダーシップ
零細企業では人が少ない故、従業員が多岐にわたる業務を担当することが多いです。
そのため様々な役割を柔軟にこなせる能力が求められます。
そして零細企業側は従業員の自主性に大きく依存しています。
自身が計画を立て実行に移す自主性とその結果に対する責任が必要です。
業務面では従業員は限られたリソースの中で新しいアイデアや解決策を考え出せるような創造性や革新性が求められます。
少人数なので私のようなコミュ障でも他の人と意見交換やアイデアをざっくばらんに出し合いやすい環境なのでとてもやりやすいと言えます。
また、零細企業は変化が激しい環境であることが多いため変化に適応し継続的に学習し続ける意欲がとても重要です。
経営側やリーダーポジションではビジョンをしっかりと持ち、従業員を導くリーダーシップが求められますが、なんだかんだで人数が少ないので全員リーダーみたいになるオチの会社も少なくありません。
これらの特性を持つ人は零細企業に適しており、楽しいと感じるかも知れません。
零細企業では個々の貢献が組織全体に大きな影響を与えるため、これらの能力は特に重宝される傾向にあります。
零細企業で働くことのデメリット
零細企業で働くことには残念ながらそれなりにデメリットがあります。
デメリットが強いせいか「零細企業はやめとけ」とよく言われますが、これらを理解しておけばそれほど怖い事でもありません。
以下に主なデメリットを挙げます。
- キャリアアップとは程遠い可能性
- 資金、設備の制約の多さ
- 福利厚生がショボい
- 雇用が不安定
- ワークライフバランスの問題
零細企業では昇進やキャリアアップの限られていることが多いです。
上層部への昇進のポジションが少ないためキャリアの成長に制限があります。しかし優しい零細企業では「課」がないのに「課長」など意味の分からない肩書をもらえることがあります。
資金、設備が限られているため仕事を進める上での制約が多くなります。
これは業務の効率や成果に影響を与えることがあります。
そのため知恵と工夫を強要されます。
収入などについては大企業と比べて収入は少なく福利厚生も少ない傾向にあります。
特に退職金制度などの福利厚生が限られることがあります。
また、大企業に比べて市場の変動により雇用が不安定になるリスクがあります。
特に経済的な困難が生じた際、大企業よりもリストラのリスクが高くなります。
ワークライフバランスに関しては少人数のため一人ひとりの負担が大きく、長時間労働や休日出勤が求められることがあります。
これは仕方のないことですがワークライフバランスに影響を与えることがあります。
これらのデメリットを理解し自身のキャリア目標やライフスタイルに合わせて職場を選ぶことが重要です。
零細企業は柔軟性や革新的な環境を提供する一方で、上記のような課題も存在します。
零細企業で働くメリット
零細企業で働くことには多くのメリットがあります。
これらの利点はキャリアの選択や仕事の満足度に大きく影響を与える可能性があります。以下に主なメリットを挙げます。
- 柔軟性の高い職場環境
- 意思決定に関与しやすい
- 多様な業務経験
- 親密な職場の雰囲気(アットホーム笑)
- 個人の貢献が顕著(少数精鋭 笑)
大企業よりも柔軟な職場環境です。
新しいアイデアや働き方を試しやすく個々の働き方に合わせた調整も可能です。
時間に関しても良くも悪くもルーズで、私の場合勤務時間中にコンビニに行くなど自由奔放にやらせてもらっておりました。
意思決定に関しては意思決定プロセスに直接関与しやすく、自分の意見が会社の方針や業務に反映される可能性が相当高いです。
業務内容では一人ひとりが多岐にわたる業務を担当することが一般的です。
まさに少数精鋭(笑)
これにより、良くも悪くも様々なスキルや経験を積む機会があります。
また、少数精鋭(笑)のため同僚や上司との距離が近く親密な職場の雰囲気を築きやすいです。うーん、これぞアットホーム(笑)
少数精鋭(笑)とディスっていますが、個々の努力や成果が直接会社の成果に結びつくため自分の貢献が明確に認識されやすいです。
実力や知識が本物であれば月収は大企業で働く人を平気で超えたりします。
(年収になると賞与で差が出て結局負けます)
その実力や知識も新しいアイデアや革新的な取り組みを試しやすい環境が零細企業にはあるのです。
これらのメリットは零細企業の独特の働き方で、個人の成長や仕事への柔軟性、そしてアットホーム(笑)を重視する人にとって零細企業は魅力的な選択肢ではないでしょうか。
あとがき
悪く言われやすい零細企業ですが、零細企業は従業員にとって自由度がとても高く、仕事が出来る人にとってはやりがいもありとても良い環境だと言えます。
私もなんだかんだで3社、計14年を零細企業で過ごしてきました。
個を認めてくれて、技を認めてくれました。
トップと距離が近いから細かいところまで見てもらえるのも零細企業の魅力です。
大企業ばかりでなく零細企業にも目を向けてみませんか?
(新卒はダメぜったい)