「わんこそば」ってご存知でしょうか?
岩手県といえばで出てくる名物のひとつです。
掛け声とともに一口量のそばを次々と椀へ投げ入れ、食べた椀数を競う、岩手のそば料理です。
別に美味しいものではありません。
ただひたすら何杯食べられたかを競うものです。
フードファイターの小林尊さんが蕎麦の重量で「9675g・387杯」
MAX鈴木こと鈴木隆将さんが「9480g・632杯」
というとんでも記録があります。
私は20杯程度でギブアップでしたが・・・まずくて
そんなわんこそばを紹介してみたいと思います。
※美味しくないというのはあくまで個人の主観です(汁が少なすぎるがゆえに)
起源
「わんこそば」は、岩手県盛岡市、花巻市で広まり、花巻起源説と盛岡起源説があります。
面倒くさいのでどちらでもいいのですが。
花巻起源説
およそ400年前の慶長時代、当時の南部家27代目当主、南部利直が江戸に向かう際に花巻城に立ち寄り食事を所望した。「殿様に対して市民と同じ丼で差し上げる事は失礼」との発想から、山海の幸と共に漆器のお椀に一口だけのそばを試しに恐る恐る出したところ、利直はこれを「うまい」と何度もお代わりをした。という説。
その後明治時代になり花巻市の蕎麦屋「大畠家」が一般にもわんこそばを振る舞うようになり「お殿様の召上がったわんこそば」は市民の人気になった。大正から昭和初期にかけて花巻の一般家庭にはわんこそばの道具があり、「わんこそば」が楽しまれていた。
花巻市出身の斎藤市太郎氏が盛岡で始めた「わんこや」(現在廃業)が「わんこそば」を商標登録し、戦後から盛岡の蕎麦屋でもわんこそばが振舞われるようになった。
盛岡起源説
盛岡出身の政治家・原敬が帰省して大好物のそばを食べた際に、「そばは椀コに限る」と言ったことが広まった。
「著作物」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。最終更新 2023年2月13日 (月) 13:10 URL:
圧倒的に盛岡起源説のほうがパンチが弱くて草
しかし、紹介されるのは盛岡が多い気がします。
わんこそばの食べ方
「わんこそば」は、お椀に次々に給仕する一口そばをお好みの薬味を加えて召し上がっていただくもので、満腹になりお椀にふたを閉めるまで続けられるものです。
基本的に無制限・食べ放題ですが、大食い・早食いを進める食べ方ではなく、お客様のペースに合わせて、ゆっくりと食べていただく「おもてなしの郷土料理」です。
早食い、大食いのイメージが定着していると思いますが実際はそうではありません。
わんこそばを食べられる店
花巻市と盛岡市でわんこそばを食べられるお店を紹介したいと思います。
もし岩手に来た時は立ち寄ってみても良いかもしれません。
観光で来た際にアクセス的に一番ラクなのは盛岡駅フェザンB1Fにある「やぶ屋 盛岡フェザン店」かなと思います。
所在地 : 盛岡駅ビル フェザンB1F
電 話 : 019-654-7689
営業時間: 10:00~22:00
休業日 : フェザン定休日
以下街別に紹介いたします。
花巻市
所在地 : 岩手県花巻市東町2-19
電 話 : 0198-22-3322
営業時間: 昼 11:00~15:00(ラストオーダー14:10) 夜 17:00~21:00(ラストオーダー20:00)
休業日 : 火・水曜日(祝日・連休の場合はお問合せください)
所在地 : 岩手県花巻市吹張町7-17
電 話 : 0198-24-1011
営業時間: 10:30~15:00(ラストオーダー14:30) 17:00~19:00(ラストオーダー18:30)
休業日 : 月曜日(祝日の場合は火曜日休)
所在地 : 花巻市西野目11-88
電 話 : 0198-26-2250
営業時間: 物産館 9:00~17:00 レストラン 11:00〜15:00
所在地 : 花巻市胡四王1-3-3
電 話 : 0198-31-2013
営業時間: 10:00~18:00(ラストオーダー17:30)
盛岡市
盛岡市中ノ橋通1丁目8‐3(東家本店)
電 話 : 0120-73-3130
営業時間:
◆本店 11:00~15:00、17:00~20:00(わんこそばは19:00ラストオーダー)
◆駅前店 11:00~15:00、17:00~19:00ラストオーダー
所在地 : 盛岡市八幡町10-21
電 話 : 019-651-7184
営業時間: 11:00~20:00
休業日 : 不定休
まとめ
いくら名物といえ、あちらこちらで食べられる店があるわけではないわんこそば。
現在は提供を止めている店も御座います。事前調査はしっかりとしていくことをおすすめします。
「味わうものという」よりは「楽しむもの」と思っていただければ岩手に遊びに来た際の思い出としても残るのではないでしょうか。