皆さんは岩手の吹奏楽を知ってますか?
数年前は話題にすら上がることがなかった、あの岩手の吹奏楽。
その岩手の吹奏楽でそんな何もない歴史を塗り替えちゃった学校があります。
ここ10年ほどでメキメキと力をつけてきました。
今は全日本吹奏楽コンクール全国大会に連続出場する実力。
上野中学校吹奏楽部
ここからその活躍をお伝えしたいなと思いますので書いていきますね。
過去の岩手の吹奏楽というと
以前は岩手と言うと吹奏楽最弱の県とネタにされるほど。
・音程は合っていない
・バランス悪い
・音がでかいだけで飛んでこない(ピッチも合わずこもっている)
ジャイアンみたいなものですよ
県大会を抜けて東北大会に出ても中学校も高校も大学一般も銅賞の量産
※銅賞は参加すれば絶対もらえる賞です
そんな中、だんだんと力をつけあがってきた上野中学校。
上野中学校吹奏楽部の活躍
2010年に現在の柿沢香織先生になり2011年から東北大会は連続出場、2015年から全国大会に初出場となっています。
吹奏楽コンクールデータベース(団体名:北上市立上野中学校) - Musica Bella
こちらのリンクに過去のコンクール成績が掲載されております。
2015年から東北大会を突破して全国大会に出場し始めています。
全国大会出場6回。全国大会金賞は3回。
吹奏楽のための交響曲「ワインダーク・シー」
華麗なる舞曲
ドラゴンの年より(2017年版)
どれもグレードの高い高難易度の選曲で金賞を取っていますね。
中学生でコレやるか?っていうレベルの曲です。
これは本当にすごいです。
他に2022年にはアンサンブルコンテストで打楽器8重奏が初の全国大会に出場しました。
そして定期演奏会もしっかり行っております。
北上さくらホールは1300席あるのですが満員、それどころか立ち見も出るほどお客さんが入り大盛況です。
演奏会の内容はというと、全国大会に行くような学校といえやはり学生らしさが出ていて良いですね。とても初々しいです。
実際に演奏会で演奏を聴いた感想
・音圧がすごい
・小さい音でも芯のある音を鳴らしてくる
・音が通るからホール中に鳴りまくる
・それでも人の音を潰さない透き通ったバランスがすごい
人並みの感想でスマン
やっぱりホールで聴くとすごいですね。
どんな基礎を積んでいるんだろうと思いました。
音の安定感、透明度が素晴らしく良いです。
日々の練習の賜物なのでしょうね。
やはり全国大会で金賞を取るような学校の音は何味も違います。
当たり前というプレッシャー
全国大会に出場するような学校は
上手くて当たり前。全国行って当たり前。
数をこなし、実績を積むほど「当たり前」がついて回ります。
そして周囲からはそれが普通と思われてしまう。
そのくせに期待度がデカい。
これはどこの学校にも言えることなんですが…
部活動ですから主役は生徒です。
生徒のプレッシャーは相当でしょう。
しかしその生徒を最高の舞台で輝かせてあげるため
先生もすごいプレッシャーがかかっていることでしょう。
双方すごいプレッシャーを抱えて大変だろうなと。
その緊張感で素晴らしい演奏が出来上がっていくことを想像するとどれだけの苦労をしてきたのか私には想像ができません。
あとがき
かっこよすぎますね。
素晴らしい演奏の裏には厳しい練習があると思いますが、それをやり抜いた上で結果が出てくると思います。
そんなことを実現しちゃう中学生。
本当にすごいとしか言いようがありません。
今後の活躍も期待したいと思います。