ネット通販の普及により宅配便を利用する機会が増加しています。
日々の荷物を届けてくれる配達員に対して、「いつもありがとう」「よかったらどうぞ」と、感謝の気持ちとして差し入れを渡したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に配達現場に出ている立場から申し上げますと、お客様からのそのお心遣いは非常に嬉しく日々の業務の大きな励みになります。
しかし、いざ渡すとなると「何を渡せばいいのか」「かえって荷物になり、迷惑ではないか」と迷ってしまうこともあるかと思います。そこで本記事では、現場のリアルな視点から、ドライバーに本当に喜ばれる差し入れの選び方とおすすめの品物を解説いたします。
配達員に喜ばれる差し入れの絶対条件
差し入れを選ぶ際、最も配慮していただきたい重要なポイントがあります。それは「いつでも自分のタイミングで消費できること」です。
宅配ドライバーの業務は1日に100~200、繁忙期には250~300の配達件数を抱え時間との戦いになります。
休憩時間を定時に確保することが難しくいただいたその場で飲食できないケースがほとんどです。
そのため、差し入れは以下の条件を満たすものが好まれます。
- 後で口にできる(常温保存が可能、または日持ちする)
- 持ち運びがしやすく、車内でかさばらない
失敗しない定番の差し入れ:飲料と軽食
1. 消費量が最も多く、確実によろこばれる「飲み物」
荷物を持って階段を駆け上がるなど配達は想像以上に体力を消耗します。季節を問わず喉が渇くため、飲み物の差し入れが最も多くそして重宝します。
- お茶、ミネラルウォーター
- 缶コーヒー
- スポーツドリンク
- 栄養ドリンク(疲労が蓄積している時に非常にありがたいです)
2. 車内で片手で口にできる「個包装のお菓子・軽食」
ゆっくりと食事をとる時間がない日も多いため、移動中の車内でサッとエネルギー補給できる軽食も大変助かります。
- 軽食系:カロリーメイト、SOYJOY、ゼリー飲料
- お菓子系:飴、キャラメル、個包装のクッキーやせんべい
※注意点として、夏場のチョコレートは車内の高温で溶けてしまうため避けた方が無難です。
過酷な環境となる「夏」と「冬」におすすめの品
春や秋は定番の差し入れで十分に嬉しいものですが、体力的な負担が跳ね上がる夏と冬は、以下のアイテムが特に喜ばれます。
過酷な猛暑を乗り切る「夏」の差し入れ
夏の車内はエアコンをつけていても非常に暑く、熱中症対策が欠かせません。
- スポーツドリンク、麦茶(水分補給の基本です)
- 塩分補給タブレット(汗で失われた塩分を手軽に補給できます)
寒さと繁忙期が重なる「冬」の差し入れ
冬は寒さに加え、お歳暮や年末の荷物増加で肉体的にも精神的にもピークを迎える時期です。
- 温かい缶コーヒーや飲料(冷えた手を温めるのにも役立ちます)
- 使い捨てカイロ(屋外での作業において非常に実用的なアイテムです)
差し入れをお渡しいただく際の注意点
最後に差し入れをお渡しいただく際にお客様に知っておいていただきたい点をお伝えします。
- 受け取れないタイミングがあっても気にしないでください
配達ルートの都合や時間のひっ迫により、丁寧にお断りせざるを得ない場合があります。決してご厚意が迷惑なわけではありません。 - サイズはコンパクトなものが助かります
トラックや軽バンの運転席周りは意外とスペースが限られているため、大きすぎるものは置き場所に困る場合があります。
まとめ
宅配ドライバーにとってお客様からの差し入れは本当にありがたいものです。
品物そのものはもちろんですが、何より「気遣っていただいた」という事実が、その日のモチベーションを劇的に引き上げてくれます。
もし機会があれば、ご自身の無理のない範囲で手軽な飲み物や軽食を差し入れてみてください。
品物がなくても「いつもありがとう」の一言だけで配達員は十分すぎるほど報われるものです。
私は真冬に企業に配達に行った際、受付のお姉さんから「いつもお疲れ様です」と言われることがけっこう嬉しかったものです。
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