「軽貨物ドライバーは月収80万円も可能」
そんな広告やYouTubeを見て興味を持った人も多いと思います。
しかし、実際に働いてみるとイメージと現実にはかなり大きな差があります。
私は軽貨物ドライバーとして3年働いていますが、正直に言うとこれから始めようとしている人には慎重に考えてほしい仕事です。
この記事では実体験をもとに
- 軽貨物ドライバーのリアルな収入
- 「月収80万円」のカラクリ
- 確定申告で思い知る本当の手取り
このあたりを正直に書いていきます。
軽貨物ドライバーは「自由な仕事」ではない
軽貨物の仕事はよく
- 自由に働ける
- 頑張れば稼げる
- 個人事業主で気楽
このように紹介されています。
しかし現場の実態は少し違います。
実際には多くのドライバーが運送会社の委託ドライバーとして働いています。
つまり
- 配達エリア
- 配達ルート
- 稼働時間
ある程度決められていることが多く、完全な自由とは言えません。
見た目はフリーランスですが、実質は半分会社員のような働き方です。
月収80万円のカラクリ
軽貨物の募集ではよく「月収80万円可能」という言葉を見かけます。
これは嘘ではありません。
ただし、かなり条件があります。
例えば
- 毎日150個以上配達
- 月30日稼働
- 繁忙期(荷物が多い時期)
こういった条件が重なった場合です。
通常の月では荷物量が減るため、売上は大きく下がることも珍しくありません。
つまり「可能ではあるが普通ではない」というのが現実です。
軽貨物ドライバーの売上から引かれるもの
軽貨物の収入は売上=手取りではありません。
ここが一番誤解されやすいポイントです。
売上からは様々な費用が引かれます。
必要経費
主な経費は次のようなものです。
- 業務委託手数料
- ガソリン代
- 車両メンテナンス費
- 車両リース代
- 任意保険
- 消耗品
車を使う仕事なので維持費はかなりかかります。
個人事業主として必要な支払い
さらに個人事業主なので
- 国民健康保険
- 国民年金
これも自分で支払います。
会社員のときより社会保険の負担が重く感じる人も多いです。
確定申告で気づく「本当の収入」
軽貨物を始めて多くの人が驚くのが確定申告です。
売上・経費・税金を計算すると
「思ったより残らない」
という現実に気づきます。
私も最初の確定申告のときは正直かなり萎えました。
配達単価の例
例えば配達単価が1個180円だった場合。
そこから
- 委託手数料
- ガソリン代
などが引かれます。
単純計算でも手元に残るのは約145円程度です。
さらに
- 再配達
- 車のメンテナンス
- タイヤ交換
こういった費用もあるため、実際の利益はもっと減ります。
軽貨物ドライバーを始める前に知っておきたいこと
軽貨物の仕事は
- 楽して稼げる仕事
- 自由な仕事
というイメージを持たれがちですが、実際には体力・時間・経費との戦いです。
もちろん
- 車の運転が好き
- 一人で働くのが好き
こういう人には向いている仕事でもあります。
ただ「簡単に稼げそう」だけで始めると後悔する可能性は高いです。
まとめ
軽貨物ドライバーは
- 月収80万円という広告はある
- しかしそれは売上
- 経費や税金を引くと手取りは大きく下がる
というのが現実です。
これから始めようと思っている人は売上ではなく「手取り」をしっかり計算してから判断することをおすすめします。
仕事選びはイメージよりも「数字」が大事です。