最近、置き配のニーズが急増しています。
しかし一方で「盗まれないか心配…」「雨の日は濡れるかも」といった不安の声もよく聞かれます。配達員として、そうしたお客様の気持ちは本当によく分かります。
さらに
「宅配ボックスは高すぎる」
「補助金がほしいくらいだ!」
という意見もSNSやニュースコメントでよく目にします。
でも実は高額な宅配ボックスを利用している家庭は多くはありません。
雨風をしのぎ、荷物が入れば十分。それだけで再配達を防ぐ大きな効果があります。
中には段ボールに「宅配ボックス」と書いて置いている強者も…。
私は配達員として宅配ボックスをもっと浸透させて再配達が少しでも減ってくれればと思っております。
この記事では「安くて実用的な宅配ボックスが欲しい!」という方に向けて配達員がお客さんの宅配ボックスを使ってみておすすめできる製品と選び方のポイントを紹介します。
宅配ボックス選びで知っておくべきポイント
最低でも100サイズが入るものを選ぶ
宅配ボックスは大きければ大きいほど安心。
ただし設置スペースの都合もあるため、最低でも「100サイズ(3辺合計100cm)」が入るものを基準に選びましょう。
印鑑は不要!サインレスでOK
最近の配送は印鑑不要・サイン不要が主流です。
以下の主要配送業者は全て対応済みです。
配送会社 | サイン・印鑑の必要性 |
---|---|
ヤマト運輸 | 不要 |
佐川急便 | 不要 |
日本郵便 | 不要 |
Amazon配送 | 不要 |
配達員としては印鑑付きの宅配ボックスであったとしても印鑑を使わないことが多いです。
おすすめの安価で実用的な宅配ボックス
デリバリーボックス(おすすめNo.1)
- サイズも高さも十分で大きめの荷物にも対応
- 南京錠が取り付けられて安心
- コストパフォーマンス抜群
- 開閉しやすい
OKIPPA(オキッパ)
- 使用時は広げて大型ボックスに変身
- 不使用時は折りたたんでドアノブにかけて収納可能
- チャック引き手部分に施錠できる
- 暗証番号付き専用バンドで柱やドアノブに固定
ホームセンターで買える「収納ボックス」
- 蓋に南京錠用の穴があるタイプが狙い目
- サイズ展開が豊富で自分に合った大きさを選べる
- 何より価格が安く、導入しやすいのが魅力
- 開閉しやすい
折りたたみ式宅配ボックス
- 使わない時は薄く収納でき省スペース性も良
- 大きめな荷物も収納可能
- 防水素材
ですが以下、雨による欠点
- 屋外に放置の場合、チャックが頑丈なために硬くなっており、きちんと閉めていないお客さんが多いのでその点は注意
- チャックをきちんと閉めていないと雨水が貯まることも
- マジックテープのカバー部分にチャックを隠すようにしておくと雨水が入らない
- 雨が入ると配達員は置けずに持ち帰ることも
便利なアイテム
南京錠や固定ワイヤーなど便利なアイテムは以下になります。
チャック式ボックスはチャックの硬さに注意する
収納タイプの中にはチャックが非常に硬いものもあります。
これが原因でしっかりと蓋を閉めずに屋外に放置されるケースが多く、ボックス内部に雨水が溜まってしまうリスクも。
しっかり密閉できるかどうかは購入前に確認しましょう。
まとめ|高価じゃなくても十分!実用性重視の宅配ボックスを
宅配ボックスは高価なものでなくても雨風が防げて荷物が入るだけで十分に機能します。
最近は再配達の負担や置き配によるトラブル防止のためにも多くの人が自分に合った方法で工夫をしています。
- 安価な収納ボックス
- 折りたたみ式の宅配バッグ
- 南京錠が取り付けられる簡易ボックス
など、工夫次第で「低コスト×実用性」の宅配ボックスはたくさんあります。
ぜひこの記事を参考に自分の環境にぴったりの一台を見つけてください。