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【配達員の本音】なぜすぐに不在票を入れないのか?その理由を解説

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宅配便を待っているときにふとポストを見たら「不在票」が入っていた…。そんな経験誰にでもありますよね?

 

でも実は配達員がすぐに不在票を入れるとは限らないことをご存じですか?

 

この記事では「軽貨物ドライバー」として働く筆者が不在票をすぐに入れない本当の理由についてわかりやすく解説します。

 

理由①:不在票を書く時間がもったいない

宅配の現場では1分1秒が勝負。

 

配達員は1日に100、時には200件以上の荷物を届けなければなりません。
その中で不在票を書くのに1分もかかっていたら大きな時間ロスになります。

 

しかも、どうせ同じ住所にまた来ることになるなら在宅しているタイミングで再訪したほうが効率的です。

 

配達員は"効率の鬼"です。ムダを嫌う生き物なのです。

 

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理由②:16時〜18時の再配達依頼を避けたい

軽貨物ドライバーの午後の配達が一段落するのがだいたい16時前後。

 

この後に再配達の依頼が入らなければまとまった自由時間が作れます。

その時間を使って別の仕事をしたり少し休憩したりと有意義に使えるわけです。

 

でも不在票を早めに入れてしまうと…

 

「16時〜18時で再配達をお願いします!」

…という依頼が来ることも。たった1件でもその時間に入ってしまうとまた動き出さなければなりません。

 

そのため配達員はわざと不在票を入れずに16時〜18時の"空白時間"を守る努力をしています。

 

理由③:19時〜21時の配達を避けたい

 

配達員がもっとも嫌う時間帯、それが「19時〜21時」。

 

なぜならこの時間帯は勤務開始からすでに11〜12時間経っているからです。
誰だって夜遅くまで働くのは疲れます。

 

そして配達員は「このお宅は不在票を入れると夜の時間指定で再配達を頼んでくる」という傾向を把握しています。

 

そのため夜の再配達が入りそうな場合はあえて不在票を入れず、18時台にサッと届けに行くことも多いのです。

 

傾向として19時〜21時指定を入れてくる方は18時過ぎには家にいるパターンが多かったりします。

 

理由④:ガソリン代の節約になるから

個人事業主の配達員にとってガソリン代はすべて自腹です。

 

1回の再配達が増えるたびに走行距離とガソリン代も増えます。

そのためムダな再配達はなるべく避けたいというのが本音。

 

  • どうせ不在なら、夜の在宅率が高い時間帯にまとめて配る
  • 効率よくルートを組んで、ガソリンを節約したい

 

こうした考えで指定なしのままこちらのタイミングで動けるようにしているというわけです。

 

「いつもタイミングよく来てくれる」は勘違い?

「うちは毎回ちょうど家にいるときに来てくれる♪」と思っている方、実はそれ…

 

配達員が不在だと分かっているからこそあえて不在票を入れずスルーしているだけかもしれません。

 

以下のような判断をされている可能性が高いです。

  • やっぱ居ないから後回し
  • ここの家どうせ夜まで居ないから荷物をセンターに置いていく

と判断されているケースがあります。

 

まとめ

配達員が不在票を入れないのは「効率」と「自己防衛」のため
配達員がすぐに不在票を入れない理由をまとめると、以下の通りです。

 

  • 時間をムダにしたくない
  • 中途半端な時間の再配達を避けたい
  • 遅い時間まで働きたくない
  • ガソリン代を節約したい

 

もちろんすべての配達員がこのように行動しているわけではありません。


現場のリアルとして多くの配達員が「ムダを減らし、自分の時間を確保したい」と考えています。

 

あとがき

宅配の現場では「効率」と「自己防衛」が常に求められます。


それでも毎日丁寧に荷物を届けようと頑張っている配達員がたくさんいます。

 

再配達を減らすためにもなるべく1回で受け取れるよう協力していただけると嬉しいです。