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ゆるい雑記。

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パスタを美味しく食べるための選び方と茹で方

パスタソースは作る派かレトルト派か。

 

ソースに関しては各自しっかりと自分の意志を持っていると思いますがパスタ麺はどうでしょう。

 

意外と考えなしに買っている方が多いと思います。

 

パスタはソースの特徴をイメージして、どのタイプだとソースが活かせるかを考えて作ると味わいと食感が変わります。

 

この記事ではスーパーで売っている定番のパスタの選び方、茹で方について解説したいと思います。

 

 

パスタの選び方1 パスタの製法

パスタの表面がツルツル系とかザラザラ系とかありますよね。

 

気にして買われている方がどれくらいいるかは分かりませんが、これらの選択はパスタの味わいに大きく影響します。

 

今まで気にされていない方は気にしてみてはいかがでしょうか?

 

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出典 : ルスティケーラ・ダブルッツォ - 小麦香る、伝統製法パスタ

 

【テフロンダイス製法】→ツルツル系

代表的な銘柄 

「Barilla」

「マ・マー」

「ポポロスパ」

 

特徴

・コシが強い

・ソースが絡みにくい

・水分を吸収しにくい(アルデンテ向き)

・ボコボコと強めで沸騰したお湯で茹でても大丈夫

 

おすすめの食べ方【オイル系に最適】

・ペペロンチーノ

・ジェノベーゼ

・和風パスタ

 

水分を吸いにくいのでアルデンテが維持しやすいです。

 

テフロン。これを触ったことがある方は分かると思いますがツルツル滑ります。

 

そこから練った生地がニュル~っと押し出されるので摩擦がほとんどなく、表面が滑らかになります。

 

【ブロンズダイス製法】→ザラザラ系

代表的な銘柄

「DE CECCO」

「garofalo」

 

特徴

・溝がありもちもちとしている

・ソースが絡みやすい

・水分を吸収しやすい

・ふつふつと弱火で茹でる(沸騰する直前くらいのお湯)

 

おすすめの食べ方【濃厚系に最適】

・トマトソース

・クリームソース

・カルボナーラ

・ミートソース

 

水分を吸収しやすいのでもちもち食感に良いです。

 

金口に青銅が使われているため、押し出される際の摩擦で表面に溝ができザラザラした手触りになります。

 

パスタの選び方2 麺の太さ

濃厚ソース:太め(1.6~2.0mm)

オイル系:細め(1.4~1.6mm)

 

一般的なパスタの太さは1.6mmです。

レシピ本などで標準のパスタを謳っていたら1.6mmを選べばよいです。

 

使い分けるほどこだわらないという方も1.6mmを選べばよいです。

 

冷製パスタを作る場合は細いもの1.3mm未満のものを選ぶと良いです。

 

太さによって変わる名称

カペッリーニ:1.3mm未満

フェデリーニ:1.4~1.5mm

スパゲッティーニ:1.6~1.7mm

スパゲッティ:1.8~2.0mm

ヴェルミチェッリ(スパゲットーニ):2.1~2.2mm

 

日本では「パスタ」と呼んでいますが、パスタとは小麦粉と水を練り合わせて作られたものの総称です。

 

ですのでマカロニやラザニアなどもパスタです。

 

私たちが普段食べたりしているのはスパゲッティーニかスパゲッティかと思います。

 

昭和生まれの方はパスタというよりスパゲッティという呼称に親しみがあるのではないでしょうか。

 

おじいちゃんおばあちゃんにパスタと言うと通じなかったりもします。

 

パスタの茹で方

茹で方は美味しく食べるために非常に大事です。

 

 

・大きい鍋で茹でる

・ストレスをかけずに茹でる

・ザラザラタイプの場合は弱火で茹でる

 

ザラザラタイプのパスタですが、茹でる際にグツグツと沸騰しすぎたお湯に入れるのはNGです。

 

ストレスをかけずに茹でる

ザラザラタイプはパスタに溝があるため、沸騰したお湯に入れて麺が擦れるとパスタの風味や香りが流れてしまします。

 

沸騰する前くらいのお湯に入れて泳がすように茹でてください。

 

泳がすように・・・ということはたくさんのお湯で余裕のある鍋で茹でてくださいね。

 

使用する鍋

大きい鍋、通称「パスタ鍋」が良いのですが一人暮らしの場合はそんな大層なものは用意できませんよね。

 

一人暮らし用で考えるのであれば2リットル程度の鍋が良いです。

 

塩分濃度

パスタの茹でるお湯の塩分濃度ですが1%程度が標準だと思いますが、美味しく食べたい場合はもう少し濃い目に1.5%程度が良いです。

 

1.5%と考えると2リットルの水に対して30g程度になります。

多くの人はビビってひとつまみ程度とかあまり入れないのですが、実はおいしく茹でるためにはけっこうな量を入れます。

 

ザックリ言うと味噌汁よりちょっと塩っぱい感じでしょうか。

 

 

塩投入のタイミングは水の状態から入れます。

なぜかというとお湯を沸かしている間に確実に塩が溶けてくれるからです。

 

・塩が溶けたあとに濃い目のスープを作る

・茹でながら下味を付ける

 

そんなイメージを持っておくとおくと良いです。

 

ザラザラタイプをアルデンテにしたい

水を吸収しやすい性質があるザラザラタイプのパスタですが、袋の表記時間の10~20秒ほど前に上げます。

 

パスタを茹でるお湯に塩を入れる理由

・下味をつける

下味をつけるという理由は認識している人も多いと思います。

ただなんとなく塩を入れてみた感じの人であれば、しっかりとした下味をつけて食べてみましょう。美味しくて驚きますよ?

 

・パスタにコシがつく

塩分がパスタに含まれるグルテンを引き締め、パスタに含まれるデンプンが流れにくくなります。結果コシがつくということです。

 

まとめ

製法、太さなど意識するとパスタは今までよりも美味しいものに化けます。

 

選定

・ソースの種類によってパスタを決める

・ソースの種類によってパスタの太さを決める

 

 

ゆで方

・大きめの鍋で茹でる

・沸騰加減に気を付ける

・お湯の塩分濃度は1.5%程度

 

 

スーパーに買い物に行ってパスタを買う際には選定に気を付けてみてください。

 

適当に茹でてレトルトソースをかけるだけなんてもったいないです。

せっかくのパスタです。美味しくいただきましょう。